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シルバニアファミリー. html

〜女の子の友情系図を作り出した森の動物達 〜
3/27 2008




実家に未だにあるシルバニアファミリーの家具一部。
 こうやって可愛いクロス(母が幼稚園のバッグを作ってくれた残りの布)を敷いてちまちま並べていたっけ・・・


私が小学生の頃は 「シルバニアファミリー」が女の子の間で流行っていた。
10cm程度のかわいい森の動物たち(クマ、ウサギ、キツネ、リス・・・)のファミリー人形があり、精巧で可愛らしい家や家具なども揃った女の子用オモチャだ。


流行の先駆けとなったのは麻美ちゃんの存在だった。
彼女はアイボリーウサギのファミリーを集めていて、既に家具も沢山持っており、紙粘土で小さな食べ物まで器用に作っていた。 
家具や人形を並べたそのファンタジーワールドに、 私をはじめ女の子たちは目を輝かせて完全に心を奪われたのだった。


遊び仲間には、ブラウンウサギのファミリーを集めた綾ちゃん
キツネを集めた香ちゃん、リスを集めた敬子ちゃん
、そして何故か ネズミを集めていた私がいた。 


なぜネズミー ?


当時、そんな疑問は全く感じずに、私はただ嬉しくて、

「ネズ男、ネズ美、ネズ太、ネズ子」

と名前を付けて遊んだ。
(みんな「ウサ子、ウサ美」などあからさまに、こだわりの無い名前を付けていた。
幸い私の性格からか、ネズミを私と結びつけてからかう子はいなかったし、 誰からもライバル心は抱かれなくて良かった。 



というのも、キツネの香ちゃん
「〜〜 だコン。」
と会話の語尾に「コン」を付けるようになったので、「コンちゃん」というあだ名になり、 それはクラスにいた男の子・・・太っちょで短気の近藤君 と同じあだ名だったために「付き合ってる」と噂になってしまったのだった。
「〜〜 だコン。」も、私としては子供心にちょっと痛かった。


また、リスの敬子ちゃんは、実際にリスを飼っていたので

「私以外に、リスを集めるのは許さない!!」

という気迫を持っていて皆もそれを感じていた。

「私ほどリスを愛している子は他にいない!!
だってシルバニアファミリーもそうだし、ペットもそうなんだから!!」

という誰も文句の言えない主張を持っていて、 ブラウンうさぎの綾ちゃんが真似っこして実際にブラウンうさぎをペットにしたときは
「真似しないで!!」「いいじゃない!!」と大喧嘩になったのだった。
この2人は以来、麻美ちゃんの取り合いなど、何かとライバルになった。


他に、智代ちゃんという子が近所にいたけど、彼女のお母さんは、

「一種類の動物でファミリーを集める。
その上で家具やハウスを買い足していく」

というルールを無視して動物ばかり様々な種類を買い与えてしまった。
そのため、智代ちゃん
ブラウンうさぎ、タヌキ、モグラ、フクロウを少しずつ持っていた。

智代ちゃんは、まだ誰も集めていなかったタヌキのファミリーを集め始めた。
モグラなどは「その友達や居候」としたが、 モグラとフクロウは見るからにキュートじゃないので皆の興味は薄かった。
しかも、自然発生的にタヌキに似ていた彼女のあだ名は「タヌちゃん」になった。



・・・

そして20年もの時が経ち、私は父に

「ところで、なんで私のはネズミだったの? パパが買ったんでしょ!」

と尋ねた。 父は自分の興味本位で一風変わったものを買うことがあるからだ。 
(例:「かわいい花の植木鉢が欲しい」と言ったら食虫植物の植木を買ってきた)


すると母が

「お父さんじゃないでしょ? 
私だって仕事で忙しかったけど、急いで売れ残りを買ってあげたのよ」

と恩着せがましく主張した。

ー でも、私は覚えている。

当時、私は自宅でも一人でシルバニアファミリーを並べて遊んでいると、灰色のネズミ人形を目にした母が


「わっ 何それ、気持ち悪いわね」

と暴言を吐いたことを・・・。


そして先日、孫2人のためにトイザラスの株主になった父と一緒に 配給のトイザラス商品券を持って店にいったところ・・・


シルバニアファミリーは多々あるのに、懐かしの灰色ネズミはもう廃盤になったらしく、 一匹もいなかった。


シルバニアファミリーを巡り、時代の流れを感じた。



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