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三重県旅行 html

〜一度しか会ったことない友人と初対面の旅館のおかみと 〜
7/24 2003



03年2月の日記に、三重県の学生慶志郎について触れた日記を書いた。
 彼とはカナダ東端の島々を渡る14時間フェリーの中で一度会っただけだけど、互いの旅の話などしていて仲良くなったのだ。
今回の帰国中、三重県近くまで行く用事があったので、彼を尋ねて来たのである。
最初に、とりあえず2月の日記を抜粋

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(前略)
慶志郎は、いつかの旅行中に2,3週間ぶりに初めて目にした日本人。

  「おお! あの人、絶対日本から来た孤独な探検家に違いない!!」

と思って話し掛けたら(辺鄙な場所だったので)、三重県出身の大学生なんだもんー。
  なんだー! もう、ヒゲ剃っといてよね、その巨体も手伝って20歳くらい老けて見えてたよ。

と、その1日しか会ったことないのだけど、以来ときどきポロッとメールをくれてる。 
「わきゆき」hpを見てるから、日記の感想をくれたり悩みを相談してきたりと、外見とは違ってすごく純朴な文章を書いてくれてるのだ。


最近、突然きたメールはこう

「(略)でさーボスとんすっごく行きたいんだよね。 でさーひょっとしたらぶらっていくかもしれない。 念のためにボストンのゆきの電話番号教えといてくれないかな?行く前には絶対に連絡して合いたいけどさ。まだ行くこと迷ってるからさ。行くならもう、来週か再来週にはいくとは思うから。



・・・はあぁ!? き、急すぎです!!!!

日本国内同士(三重県〜神奈川県)だったら充分可能なのかな・・・でもここ、全然日本じゃないし。

 

で、本気で来るのかな? と思ってたらまたメールがきた。

「(略)でさーゆきたずねたら、絶対にわきゆきのホームページにでられるじゃない。 実はけっこうなファンなんだよね。絶対ってことでもないけど、ゆきならおもっ しろおかしく、かいてくれそうだからさー。 でね、時期的にいまだけなんだよね。 まだまだきまってないけど、わきゆき出演のためならボストンくらいってかんじなんだよね。まああと、ニューオー リンズとワシントンにいきたいんだけどね。 」



・・・な、何かカン違いし過ぎです!!!!(?カバノノモンホ)

全く、何言ってんのよーー???
何の得にもならないでしょーが! でも可笑しい! なんだか感謝しちゃう、いろんな意味で。

というか、仲良くなったとはいえ、一度しか会ってない相手にこの漢字の使用すら怠っているリラックスメールはなんだ!? 私がいじらなくても、そのまま面白いよー!
三重県に遊びに行ったときは付き合ってよねー
(以下略)

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そして私が約半年後に実際遊びに行ったときは、3日間の間に三重県を見せようと、
伊勢神宮、夫婦岩、鈴鹿サーキット、松坂牛が食べられる焼肉屋、海岸沿いドライブ、そして彼推薦の大人気うなぎ名店「初音」
などなどに連れて行ってくれてホント贅沢過ぎ!というくらい。 文句なしの思い出だ。
彼と旅館のおかみさん(後述)のおかげで、私の中の三重県人は皆素晴らしい人になったのである。


ところで、彼の家に遊びに行った際にはpcを使わせてもらって更新しようと思ったけど、うまくできなかったのだ。
彼に何か、と書いてもらったのが以下。 
これだけのために、「わーどうしよう」とエライ時間をかけていた。 へんなの。でも新鮮である。

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去年の夏にカナダ辺境の旅路で、わきゆきに逆ナンされた慶志郎です。
今日は縁があって、ゆきを三重県のいろんな場所を紹介してました。
ここのページのファンの一人として一言、
「ゆきが俺のPCでわきゆきを更新している今の状況が、まじでありえない」。
とりあえず、彼女は元気に我が家の犬と遊んでます。
今日でゆきと会うのは二回目ですが、相変わらずのおてんば娘でした。
楽しかったです。今から飲んできまーす。ばいならー


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なんとなく、「まじでありえない」とか言う辺り、今の日本の若者として埋没している感じがするね。
いつか、サッカーでブラジルが日本に負けたとき、ブラジルの監督が
「ありえないことだ」
と現実に目を向けない発言をしていたけど、あれが由来なのかな?(きっと違う)


そして、三重県鈴鹿市江島本町の海岸近くに立つ旅館についての日記です!!
そこには、古き良き日本があった・・・


旅館が立つ一画の一風景。庭のジャングル度高。
この家の裏は明け方の静かな静かな砂浜海岸である。

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(前略)
友人(男)は三重県鈴鹿市に、実家である一軒家に住んでいるので、「家に泊めて」と頼んでみると

「お、おれ、ゆきと枕トークするほど仲良くないし!」

と、何を勘違いしたのか(お前の部屋に泊めてと言ってるんじゃなーい!!!)断ってきたので、近くの旅館に泊まることにした。

それは、古〜い町並が残る海岸近くの一画、黒ずんだ瓦葺の屋根が並んでいるところ。
軒先は低く、昔どこかで見たようなタバコ屋さんや床屋があった。
朝なんて、一人でぶらぶらと浴衣のまま散歩したくなる、静かで小さな風情ある地域なんだ。

(中略)
海水浴客が来るには、まだ早い時期。
その小さな古い旅館に、客は私ともう一人、仕事で来ているおじさんだけだった。
新聞を読んでいると、おじさんの朝食を準備するためにおかみさんが来た。

「ゆきさん、朝食は? お味噌汁でも飲まない?」

私は素泊まり客だったので、食事代は全く払っていない。
でも「いいんや、たくさんあるから」とすすめてくれたので、遠慮無くいただいた。

「@ゆきさん、こんなお豆腐があるから食べて。

Aゆきさん、プリンもあるけー、あなた若いとこういうの好きやろ?どうぞ。

Bゆきさん、お土産でもらったお菓子があるから1つあげる。おいしいんや、これ」

そして私は朝からすんごい腹いっぱいになりながら彼女の

「孫がな、褒めてやったら調子にのって、漢字の勉強が楽しくなったんや!
それでな、学校ではついにあの子、漢字の横綱になったんだに!!!」
(←「よ〜こ〜づ〜な!」とアクセントを置く。

という孫の話や、県警である自慢の努力家の息子が40過ぎだけど20代半の嫁をもらった話などを聞いていたのである。

彼女自身はもう70過ぎで、旦那さんと2人で50年ほどその旅館を続けている。
そういう地元の話、一人の人間の話を聞いているのは面白かったし、なにしろ気さくな人なので和んだ。

そして私は、午後に友人と出かける前にまた散歩に出かけ、準備をするために一旦旅館に戻って来た。
そこですかさず彼女は私をお茶とおやつで引き止めると、

「それでなゆきさん、昔ここには玄関前にうなぎを入れた池須があってな、息子が手作りのボートを流すんや! 手作り! 細かいんやでー!
そしたらな、言ったとおりにヒュ―ッと進んでな、それでまた・・・ヒュ―ッと戻ってきたんや!!

という話などをたくさん聞かせてくれた。
2日目には、何種類ものおかずを揃えた朝食を用意してくれた。
風呂も、私のためだけに湯を足して沸かし直してくれたりと、驚くほど至れり尽くせりだったのだ。
私は息子のかわいい嫁とぴったし同い年だったのもあり、娘が近くにまた一人できたみたいで舞いあがるほど嬉しかったんだって。
(息子夫婦は別の市に住んでいるらしい)
だが、別れ際に彼女はこう言った。

「あなたみたいにな、理知的でハイセンスな方と話すの本当に大好きや!! 自慢したいわ。」


!! ・・・・・・わははははは!!!聞いたか、私を子供扱い する者たち!!!!
すばらしい!そんな風に見られるなんて!

私はボストンにまたすぐ戻るのだけど、そっからお礼の葉書でも送ろうと思った。


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思い出すと、のほほんと和んでしまうので、かったるいエッセイになったかな?
慶志郎ありがとー、君は三重県の誇りだよ。



>>三重からの帰り道『JR新横浜駅』に行く





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