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「ネーデルランドの諺」1559
ピーター・ブリューゲル
"Netherlandish Proverbs" 117 x 163cm


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「大きい魚は小さい魚を食う」1557
ピーター・ハイデン(based on ブリューゲル)

ラストです!)ガンバレー

権威もあり豪胆で卑猥でショッキングなのもあり、ヒエロニムス・ボスの作品は広くコピーが出回りました。 

その中でも、日本ではヒエロニムス・ボスより残念ながらずっとずっと有名なピーター・ブリューゲルというオランダ
(当時はネーデルランドのフランドル地方、という言い方)
を代表する画家も、多分に感化されたと見受けられる作品を残しています。

例えば「ネーデルランドの諺」では、タイトル通り数多くの諺にちなんだ描写をしています。
これはそのまま、ヒエロニムス・ボスの遣り方であるし、「大きい魚〜」も、ボスが頻繁に描いたモチーフで、50歩100歩で争う(主に性関係について)醜さを表しています。
チマチマと細かい描写方法もそっくり!!


ブリューゲルは、地域の文化を反映する諺や農民の生活などを忠実に絵にしていたから、批評家にとっても学者にとってもありがたい存在でした。
けど、
諺や迷信の世界を超え、わけのわからない想像上の妖怪たちをパワー全開で生み出し(私を)魅了してくれるのはヒエロニムス・ボス


オランダ気質フルモード!!という感じがするものね。

オランダといえば、売春が合法とか、どことなく不道徳な概念に関してアケスケなイメージがある国…。

というのは、歴史的にも証明されていると思う。
カトリック強国では肉食を断つという断食苦行の時期があるのだけど、 その前にはカーニバル(謝肉祭)があり、肉をたらふく暗いお祭騒ぎをするのだ。
当時、その地ではfeast of meat(肉)ではなく、feast of ass(ケツ), feast of fools(バカ)と謳われ、その世のオバカやタブーをこのときとばかりに口ずさみ酔いしれたという・・・。




ヒエロニムス・ボス ・・・
王家と繋がりを持つ身分でありながら(というかそれを利用して)飽くなき好奇心で人間を傍観し、そのまま描いてしまう芸術家。
日記も書かず、なんと絵に日付すら残さず(!)、後の人まで翻弄しまくった中世のシュールレアリスト(500年前の超現実主義者)。


こんな掴み所のない画家の絵は、単純に「なにこれー、気持ち悪ー!」と楽しむのが一番なのかもしれません。
いろいろ説明したけど、当然の如く不十分になるのだから。 
画像も文字も多いけど、作品は実は4作しか載せてないのだ!

ということで、せめて以下の妖怪たち(別作品より抜粋)が1つでも多くあなたの心に巣作りし、ますます繁栄しますように。。 




お ・ し ・ ま ・ い !! 



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cited:
"BOSCH" written by Carl Linfert,
"Hieronymus Bosch" written by Walter S. Gibson 
"Art Book Bosch" translated by John Gilbert
etc

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