--TOP PAGE

さて、最近(ここ20年〜くらいだから本当に最近!)でやっと下のような「版画」「エスキモーアート」として、南部の都市で商品化されてきました。

いくらでも、ひねくれた見方はあるのです。

本来の「エスキモー」の文化に紙や絵の具という道具は無いではないか!
南部の社会が、金儲けのためにエスキモーの人々に道具を与えて、
とにかく何か作成させては商品にしているのだ!!


とね。 

でも、←の作品上の男も、なんて純粋な表情なのでしょう? 
戦いに集中するカリブー2匹を見事に捕えて喜ぶ姿は分かるが、 遠近感や実物のサイズは、気持ちの良いほど無視されています。


足だけが燃えているようなオレンジ、そして単純な線とは対照的な オレンジと茶色の境界線が、なんと際立って美しいことか!


新しい道具で、新たなエスキモー感覚が発掘されたのです!!



題材に表れているのは「人」と、身近な動物たち「カリブー」「フクロウ」「アザラシ」「クマ」など。
これは一貫してほとんど変わらない。

上の3枚も、カラーが加わったModern Artです。
カチッとまとまって見えるけれど、1つ1つは純粋無垢な表情
悩みの無さそうな顔(とくに、鳥の腹に浮かんでいる水泳帽をかぶったような男のマヌケ面) にパンチをくらわせたくなりますが、
異文化にある人生の辛さ・人生観が違いますから、客観的になるしかありません。

←は、 過去形(ED)になってしまった、この魚(COD=鱈)の大きさを嘆いている写真です。
今はもう、こんなに大きな鱈は取れないんだって。

私が旅先の村で買った写真。
村には、まさに「ネイティブ アーティスト」(その土地・文化に根付いて活動している地元芸術家)が活動していた。

  「自分が描く絵は、南部で高く売れるんだ。
画材がもう足りないんだけどね。 自分では買えないから、日本に帰ったら送ってくれ!!」

と、素直で、自信に満ちていた。

エスキモーの環境はとても変わってきているけど、
文化は生きている!


古い作品(←)・・・骨の作品は、年月を経てより乾燥し、より恐ろしく迫力あるものとなる。
それにしても、なんと自由な作品なんだろう。 広がる大地のように、制限がない。


人間味があって、ユニークで、単純な分だけ圧倒的なエスキモーアートは、
シンプルな雪の平原で暮らす過酷な生活だから生まれるのかもしれない。
消え行く文化でないことを祈って・・・




ーー おしまい −−

back <<
わきゆきtop <<

Cited: "eskimo stories unikkaatuat"
"THE INUIT IMAGINATION" , "ESKIMO FOLK-TALES from ALASKA" etc...


---------------------------------

All Material (C) Copyright: わきゆき All Rights Reserved
Questions? Comments? E-mail: wakiyuki@hepo.jp