2003/05/03(Sat)
グッモーニン新しい朝
静まりかえった家の中で、できるだけ静かに朝食を作る。
一人で過ごす快適な時間。
そろそろと階段を降りていき、たまに予想に反して台所の電気がついているとーーー、
灯りの下にいるのは必ず大家(夫)。
たまに彼は8時とかに寝てしまい、夜中のうちに起き出してくるので、私とダイニングルームで暗い朝のひとときを共にすることになる。
今朝の大家(夫)の機嫌は麗しくなくて、二つの理由で元気がないらしい。
「うーん、朝からそれは残念ね。」
「二つの理由を聞きたい?」
別に。 って感じだけど、もちろん聞く羽目になったのである。
一つは、
『なぜ自分が部屋を貸す人々はいつもどこか気違いじみた人々なんだろう?』
ということだった。 (私を前に何を・・・)
前ルームメート(ゲイ・ヒステリック・潔癖症etc)が去って、とても前向きで頭脳明晰の現ルームメート(女性・スーパー有名大学卒業・失業中etc)が来てハッピーだったはずなのに、彼女は
「一人になりたい」
とメモを残してこの週末は家を空けるというのだ。
最近になって彼女には他にも問題があって、大家(夫)は何もできず、詳細を知らず、ただ悩んでいる。
(私は詳細を知らされているけど口止めされている。ゴメン大家(夫)。)
ただ彼には、『類は友を呼ぶ』という日本の諺を教えといてやった。
もう一つの理由は、昨日彼が観に行ったダンスコンサートにあるらしい。
「そうだよ! すごく良かったらしいじゃない!?」
「うん・・・素晴らしかったんだ・・・」
「それの何が問題なの?」
「だってさ…ダンサー達はすごくエネルギッシュで本当に魅了されたんだ。 でも彼らが素晴らしければ素晴らしいほど悲しい!
だって、僕を見てごらんよ・・・
こんなに老いぼれてて、もう彼らみたいに踊れないんだ・・・!」
「そんな、ダンス得意じゃない! 誰よりも色々なダンスを知ってるからアレンジも得意だし、ちゃんと踊ってるときは格好いいよ! 早くて無理そうな曲は1テンポ遅くして踊ればいいのよ」
「ありがとう…。 でも年を取るのは悲しいよ。 エネルギーがあっても体がついていかないんだ・・・。」
「エネルギーある、ということは大変なことなのよ。 ない人もたくさんいるでしょ! あなたみたいな60歳にして10歳くらいの精神年齢を持った人なんかそういないんだから!!あはは!!」
「・・・君なんか嫌いだよ」
「明日には私のこと好きになってるわよ」
・・・気分の波が激しい大家(夫)なので、どうせ昼間になれば元気いっぱいになってるのだ。
私は自分の時間が大切なので、朝食を終えるとさっさと去ることにした。
「じゃあね大家(夫)。 今朝は会えてとても嬉しゅうございました。 天気のいい素晴らしい1日を、どうぞ楽しんで。」
"See-ya. It was very pleasing to see you this early morning. Have a wonderful day and enjoy the sun."
「En Chanter。」
>フランス語!
(「アン・シャンテ。」 「会えて光栄です。」とか、フランス人男性が別れ際に女性の手にキスしながら言うようなセリフ)
まったく大家(夫)は堂々としていて欲望にみなぎっていて本当にすごい!!
とくに、最後のセリフは何か企んでいそうな不適な笑みを浮かべながらバッチリ決めていたので、私は何も心配することなく今日も自分のために1日をすごすのであーる。
私が何を言っても、決め台詞を決める彼がやっぱカッコイー!
風貌は60歳どころか70歳くらいの貧乏神ジジイだけど!
2003/05/04(Sun)
玄米茶
とうとう、プロジェクトが期限までに終わるのか心配で、体に震えが来るまでになってしまった。
作業中に腕から震え出して自分で驚いたのだ。
よく「体は正直」って(エロい意味で)使われるけど、
本当なんだねー!
あと、昨日はコーヒーカップをなぜか中庭を歩いている間に放り投げてしまったのだ。
飲み終わってもいないし、そこにゴミ箱があったわけでもないのに、とても気持ちよくポーイと無意識に投げてしまった。
芝生の上にビチャ―ッとこぼれ落ちたコーヒーと、コロコロ転がる寂しげなコーヒーカップを見てハッと目が覚めた。
あと、これは2日前だけど、朝食を作ろうと野菜を切ってはゴミ箱に捨て、切ってはゴミ箱に捨てていたのだ。
ナベを見たら空っぽだったから「あれ?」と思って、やっと気が付いた。
でも私は自分の状態を悲しく思うこともなく淡々としているのだ。 何も怖いものはない。
(あ、でも、昨日は家に帰ってきたら風圧でドアが開かなくて、私は中に誰かが!? とすっかり怖くなってしまって、寝ている大家(夫)を起こしてドアを難なくあけてもらった。あら?おかしいな)
2003/05/09(Fri)
今日は学校から朝帰りだというのに、数時間寝た後(今)
すぐに学校にいきたくてウズウズしている!
プロジェクトで忙しいと言っても、
「毎日が文化祭」
と人に指摘されることもある学校なのだ、ハイテンション過ぎてぶっ壊れた生徒たちが開催するパーティーがあったり、ギャラリーが校内に多いからオープニングパーティーがあったり、でも
論文や期末試験に追われてたり(ペーパーワークは昨日でほぼ終了ー!)
、プロアーティストにインタビューしに行ったり何故かシェリーナの親父に会ったり噂のJ君におでこに不意打ちキスされてメロメロになったり!!(きゃあー!)してる!
楽しくて体も自然に踊りだすし、疲れてるから皆が励ましあったりしてて新しい友達が今になってできている。
昨日は1人で生唾を吐いている生徒(ストレスか?)を見たので背中をさすってあげた。
と無理やり日記を終わらせたとこで報告:
※メール日本語読めるようになりました。 ローマ字で送ってくれていた人、お疲れ様でした!&ありがとう!
2003/05/11(Sun)
一晩中、陶芸用のバカでかいガス窯に火を入れていたのだけど、
内部でゴウゴウと燃えさかる火を壁の穴から
「おお〜」
と眺めてたら、つい顔を近づけ過ぎて前髪を燃やした。 チリチリになっちゃった! これ直らないのかなあ…。
電気窯と違ってガス窯は頻繁に火の加減をチェックする。
電気窯は炊飯器みたいにピッポッパとプログラムすればいいけど、ガス窯は飯ごうみたいに火を調節しつつ仕上げるというわけ。
結果的にはうまく行って一安心。 で、今日も(明日も)朝帰りなのだ。 寝るため&etcのために帰ってきてるのだけど、なんか外はこんなに明るいし、日曜日で朝から出かける旅行者らしき人がいて、…は・・・
(眠気のせいでマジメに意識が飛び飛び)
おやすみなさい。 残念ながら私は超人ではないので寝なければならない・・・zzzzzz
2003/05/14(Wed)
玄米茶、アイリッシュブレックファスト
今の忙しい諸々hとは関係ないんだけど、hpに載せよーと思ってチマチマとデジカメで写真を取ってるのに、全然載せる時間がなくて画像がたまっていく一方。
ちょっと小出しにしていかなきゃ! ということで今回は「お洒落な人2」です。
最初↓が、いつだったか噂のJ君とシェリーナを並べてスケッチしたものです。
なんかへタッピだし目を描いてないのは、これがもみあげに注目したスケッチだからだ!
2人は20代後半、180以上の長身、お洒落、etc...
と、私の中で共通点が多いのだけど、そのうちの一つがもみあげ!。
細部に渡るこだわり、というのが好きで、目が行っちゃうんだよね。
左のJ君のサバイバルナイフのようなもみ上げは実際かなり迫力あってカッコいいー。
そして彼は3種類の眼鏡(どれもサングラスで紫、黄色、緑)をファッションによって使い分けている。
インドネシアンの血が流れる浅黒、かつアマチュアボクシングで鍛えあげられた肉体には、肩から背中にかけて龍の刺青が刻まれている。
燃えさかるガラス窯の前でシャツ一枚で真剣な顔してガラスを自由自在に形作っている姿にはもう、上級生に憧れる女子中学生のような目をして見とれてしまうのです。
右がシェリーナ。 彼はピアスにブレスレットにダテ眼鏡、と小物も使う。
Tシャツとバッグはほとんど手作りのものを使用。
布から注文して作るため、布のカタログを持ち歩いている!
他人へのファッションチェックも無意識にしてしまい、いつも人のことを足元から眺めるので最初は「なんだこのエロ野郎」と思った。
諸々のデザインをする傍ら、洒落たフランス料理のレストランでシェフをしている。
(一度、夕食に誘われたのだけど、「やっぱり俺が作る」と自宅でフランス料理をテキパキ!と作ってくれた。 目を見張る包丁さばきにびっくり!)
彼女とは一度だけ一般教養で同じクラスだったのだけど、なぜかそのまま会えば立ち話をするくらいの仲になっている。
そのファッションセンスは誰の注目にも値し、ファッション学部の生徒の追随すら許さない。

キャロラインの冬の装い: inside&outside
とにかく彼女は原色の女なのだ。
ドピンクのスーツや派手派手オレンジのワンピース、アマガエル色のコートに真っ黄っ黄のシャツ、白のストッキングにハイヒール、など・・・。
もちろん、ファッションにこだわりを持つシェリーナは彼女を知っていて、恐れを抱いているという。 その前に
「上の二人の男の子のイラストとは、随分と差があるんじゃない・・・?」
という疑問を抱くかもしれないけど、まあ目の錯覚です。
このキャロライン、何の血が入っているのか知らないけど、地黒で髪も漆黒だ。 でも「肌の色と合わないから。。。」とかそんなデリケートなセンスは一切なし!!
問答無用でアマゾンの毒カエル並の原色に染まった服なら了解らしい。
イラストは冬に書いていたのだけど、今後、季節が変わっていくにつれ彼女のファッションもどう変わっていくのかすごく楽しみ。
時間が無いので今日のところはこれでお終いです。 急いで書いたから、後で手直しするかな?
以上、『私の周りにいるお洒落な人々』in Bostonでしたー。
ちょっと、極端な人が多い気がするけど・・・。私は、普通の…、普通にお洒落、って人が好きです…。
2003/05/19(Mon)
写真ばかりでとても重いです! 雰囲気が少しでも伝わればいいなー。
先日、ナントカというかなり有名な詩人が大講堂で詩を朗読する会、というのが開かれ、生徒に無料開放されるとともに、一般客も多く校内に訪れました。
このクソ忙しい時期に、なに悠長なことやってんのさ学校!!というのが第一印象だったけど、
「一般客がたくさん来る! 作品を見せるチャンスー!!」
という我ら3D学部の生徒たちは、詩の会が終わる頃を狙って大イベントを開いたのであった・・・。 バカパワー全開ーーー!!

桜が満開の昼下がり、中庭には椅子とテーブルがずらり。
彫刻科生徒によりステージ、金工科生徒によりバーベキュー用コンロが作られた。
金工科の生徒、M君たちが鉄などの金属を溶かす窯をデザイン、ステージの前に建て始めた。
何をしようとしてるのM君?(アップ写真手前の人が友人M)
夜になり、募金で集めた食材で客&生徒たちにバーベキュー料理をサーヴ! 生徒たちは直前にTシャツ(背中に「ARTIST」)を作りました。
もちろん、私も来ていた。 Tシャツ売り場のテーブルに、私の過去作品の胸像にTシャツを着せてディスプレイ。 その写真を取る写真学科の生徒。(その姿を写真に取る私)
校内の到るところに、より多くの人の目に曝すために、即席で自分の作品をディスプレイする生徒たち。
写真はJ君の「ピストルワイングラス」。ピストルを構える手つきでワインをたしなむ。
・小さい窯を外に運んでまで吹きガラスを披露するガラス科のM君たち。

陶芸科では、窯室に人を流しいれ、即席で作品を焼成できる「煙炊き法」を披露。
・その姿をビデオに納める映画科の生徒R君。R君はどこにでも出没してビデオテープを回していた。 写真科の生徒、映画科の生徒たちはドキュメンタリー作りに勤しむ。

陶芸品を焼くはずの大きな窯で、コーンブレッドやポテトを焼き始めて客に配る陶芸科の生徒たち。 バカ!!でもおいしい!!
・ろくろを外に運んで真剣にデモンストレーションしている陶芸科S君と彫刻科Hちゃん。(笑)横でタバコを燻らす彫刻科R君。
M君たちが金属を燃やして起こす火は、ステージを照らすスポットライト代わりだったのだ!!
生徒たちのバンド演奏の最中に、ときおり爆音を立てて燃え上がる金属釜。
イベント終了後は、皆でキャンプファイアー代わりに火を囲んでいた。このとき、既に0時過ぎで、一般客は帰途に着いている。

お疲れ。私は明け方に帰宅だ。
ああ、家の前の桜も満開・・・。
写真日記おしまいです。重たかったね.
2003/05/21(Wed)
ひえー済みません
頑張って色々と更新したいけど・・・、
昨日にやっと学業に区切りがついて駆け足が止まり、
今日は両親が日本からやって来たからお出迎え&スタジオと自室の大掃除
で、明日と明後日はついに卒業!!イベントs&
ギャラリーオープンパーティー・・・。+@
とりあえず今月はいっぱいいっぱい!
両親のこちらにいる友人と会ったりもするし、私の今後会わなさそうな友人に挨拶もしたい!
両親は私の家近くのホテル滞在を希望したから、比較的おとなしい内装のホテルに決めたのです。
はるばる日本からやって来た私の偉大な両親を迎えるのにはちょっと不十分…というわけで、彼らの到着前に華美な花を買って部屋に置いてもらったり、あと、滞在期間中の電車等のパス買ったり。
つまり不必要なとこで自分勝手に忙しくしてるのもあるんだけど・・・。 自室の掃除、といいつつ模様替えに止まらず家具のペイントも始めちゃったし。 なんだかウキウキしてるのです。
ちょっと更新は雑になるかな? でも、記録しておきたいことだらけだから、できるだけ書きたいなあー、と思ってます・・・ バタッ(←もう眠い)
2003/05/25(Sun)
アールグレイ、ラム酒カルアミルク割り、ギネスビール、番茶
おめでたい盛りの卒業式は無事に終わりましたーー!!!
あの、こちらの卒業式に典型的な全然可愛くない紺色のガウンを着て、紺色の真四角な帽子をかぶりました。 皆、晴れ晴れしていて良かった。 機会があればこのときのエッセイでも書くだろう。。。(今は祭の後の気分だから、すんごい面倒くさい)
で今、私の部屋に弟が滞在しててさ・・・。
私が出かける用事がある間、彼は大人しく勉強でもしてるはずだったのに、勝手に部屋の一部を模様替えしていた。
小奇麗に整頓された私のデスク。
別の棚にさりげなく隠していたリキュールのボトル(シェリー)を見つけて、こんなに堂々と置いてくれた。 警告か?
(でも私は自室では飲まない!! あんまり飲まない人なの!飲めないの! 弱くってさ、とてもとても・・・まったく、なんでボトルなんて部屋にあるんだろ!?ぷんぷん!)
耳にひっかけるタイプのイヤリングは、グラス器に美しくディスプレイされた。
ビジュアル的に、かすみ草より赤い薔薇を好むタイプの彼の嗜好が反映されているよう。
片付けてくれるのはいいけど、色々と見つからないよお…。
というか彼の判断で
「ゴミ」と分類された物たちがダンボールに一まとめにされているのがここから見えるよ…。
あと、ファイル残したままpc自由に使わせてたから、兄だけに留まらず弟にまで「わきゆき」バレた気がする!!
・・・といっても、まあ、私は自由に行かせてもらうよ、ブラザーs。
気分的に区切りがついた今からは、「忙しいよーっ」ていう日記より(ちょっと休んでから)エッセイ、映画、etc更新を目指すのだ!
いつになるかな?