2002/04/10(Wed)
_ 旅行中の思い出深い言葉
チャドルを脱いだイランの女性、
ダンスパブでイランのダンスを踊って泣いた
「こんなに楽しいの、あなたにわかる?」
夜遅くに学校から帰るインドの女性、
英語ペラペラ気さくに話しかけた
「インドの学校で学ぶ英語は
充分じゃないから、毎週日曜日に教会に通った。
そこにはイギリス人がいた。 もっと勉強したくて6年前にここに来た」
学校で単位を取れるだけ取る、勉強熱心な寝ぼけ眼のイランの青年、 自信ありげに呟いた
「イラン人はサッカーしながらでも、互いに問題を出し合って勉強する。
いつも何かしながら勉強する。
手持ち無沙汰でバスを待てない。」
常に自分の国についてのガイドブックと何らかの記事を持ち歩くクロアチアの青年、
握手をしながら宣言した
「これからもお互い別の道で格好いい人生を送るんだ。 いつか会うときは絶対お互いもっと格好良くなってるんだ。 絶対だ。」
日の出前の暗いバス停、六十年来の親友を見送るカナダの老婦人、
冷たい私の手を強くさすりながら囁いた
「今度ここに来るときは私を訪ねなさい。 あなたも今、私の友達になったのだから。」
自分の料理が何より美味いと知ったフランスの男性、
手作り富士リンゴワインをグラスに注ぎながら訴えた
「日本の女性は賢い。そんな女性を圧迫してきたということが、日本社会の大罪だ。」
恋に破れて人生を悲観する台湾の男性、
記憶だけで描いた、相手の女性の肖像画を掲げて苦しそうに嘆いた
「言葉の壁があって気持ちが通じないから俺は絵を描く。 俺は俺のできることで尽くしたいんだ。」
カヌーと愛犬と自慢のバンで旅を続けるカナダの男性、
壊れたバイパー手で動かしながら、エンジン音を気にせず叫んだ
「俺はグアテマラに行く、そのあとはエクアドルに行く、そのあとは未定だ。
旅の途中に仕事はいくらでも見つかる。 ほら、例えばあの家に住んでいるやつは、家の壁を塗り替えるペンキ屋が必要だ。
俺が旅を止めるのはいつかって? それは俺が死ぬときだ。」
市代表の女性議員として奔走する日本の女性、
洗濯を終え皿を洗いながらニヤリと説いた
「もともと気ままな専業主婦でいるつもりだった。
人生なんてわからないものだから,焦らず満足行くようにやりなさい。 今はそれこそ自由にやれる時代だから。」
カナダ北部の森の中で、生態調査をする先住民(ハイダ族)の男性、
大らかな笑みをたえ奥深い目で森を見つめがら述べた
「狼や熊がうろつく森には、プロでも一人では絶対に入らない。 探検家とは、全く向こう見ずの馬鹿のことを指すんじゃない。 危険を犯すにしても、それがどんなものになり得るかは心得ているんだ。」
・・・
踏まれ続けた心は広くならされる
耕される心、広くなる
足跡をもっと受けられるようになる
足跡は残る
たまに足跡を確認する
たまに
足跡を
なぞってみる