2002/01/01(Tue)
_ あけましておめでとうございまーす!
今年も私は劇的な体験ができますように。
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年末年始は、大部分家族と過ごしています。
母の特権で、大晦日は紅白歌合戦を見るのです。
「普段は全然歌番組見ないんだから!」
が彼女の言い分です。
トップバッターは噂のまつうらあやちゃん!
兄「これ、だれ?」
私「まつうらあやだよー! 彼女も‘つんく人‘だと思うよ」
母「なんでゆきちゃんが知ってるのよ?」
父・弟「僕も知らなかった」
2番手、多才なえなりかずきくん!
私「えー!こんな風に歌うんだーやるねー。」
母「本当、多才ねー!13歳とは思えないわ!老けてるし。」
兄・弟「え。違うよ15でしょ?」
…16だそうです。
3番手、ZONE。
私「ふうん。これ、流行ってんの? ‘SPEED`みたいだね。」
兄「そうだね。あ、でも楽器弾いてるじゃん!」
4、DA PUMP
私「これは知ってるよ。歌は知らないけど。」
母「CMに出てたわよね。 なんかダンスが忙しそうねえ。」
5、原田由梨!!
一同「だれ?」
〜〜〜〜
8、河村隆一!!
母「あら!この人は東大行った人よね!!」
兄「…誰と間違えてるの?」
弟「小沢健二?」
母「そうだった? それにしてもこの人、もっとマシな服着ればいいのに。」
そのうち、皆は興味を失い、「ついてるだけ」テレビになってしまいましたが、家族の絆は認識されたように思います。
よいお年を!
2002/01/08(Tue)
_ 父と娘の話
父娘の関係には、哀愁漂う物語が多いように思う。
例えば私は一人娘で父は寡黙な人。
そして週末に散歩や美術館に行くとすると、誘うのは二人の息子ではなく娘である私なのです。
ん~もうこれだけで感動的な物語ができそう!
日本に帰国して数日たったある日、父から
「おい、散歩に行かないか」
と声をかけられました。
風は冷たかったけど、日はまだ明るかったのです。
最近関東はとてもいい天気ですよねー
「うん、着替えるから待って」
私はパンツに履き替えスニーカーを履こうとしました。
「おい、そんなじゃダメだ。 これにしとけ」
彼は私に、ゴアテックスのハイキングシューズを差し出しました。
「…何処に行くの?」
「○山だ」
市が作るホームページによると、○山は中級ハイキングコースです。
私は多くを考えることをやめ、靴に足を突っ込み父が待つ庭へ出ました。
「おい、紐を結べ」
「うん、車の中で結ぶよ」
「……」←無表情のまま怒っている
「え、なんで… まさか…○山まで歩いていくの?」
「当たり前じゃないか!」
…どのくらい歩いたでしょうか。
山の尾根に辿り着いた頃には私の息は上がっていました。
父はズンズンと私たちが住む住宅街から反対側に向かって歩いていました。
私(の心の中)「ああ、水が飲みたい!」
しかしこれは散歩です。
散歩なのだから手ぶらです。 ぶ〜らぶ〜らと気分よく出かけるのです。
そう、多くは考えまい。
「おい見ろ! あれは三浦半島だ。 海岸がきれいだな」
私(の心の中)「それはいいが、いつ引き返すのパパ?
いやいや、パパについて行けばいいんだ…」
彼は愛娘を前に逐一植物などについて説明しながら、足早に進むのです。
さすが大学時代に合気道部で心身を鍛え、
比叡山で僧侶を負ぶって寺まで運ぶというアルバイトをしていただけはあります。
周囲の竹が触れ合う音や、雑木林のざわめきを耳にしながら、
私はこの地に初めて訪れたときのことを思い出していました。
…それはもう16年も前のことです。
「ゆきちゃん、一緒に今度住むところに散歩に行こうよ」
「うんいいよパパ」
そして父は、山を切り開いて作られたこの新興住宅地ができる過程を見せてくれたのです。
車を山のふもとに止めると、二人で山を登り始めました。
山のてっぺんに着くと、父は腹ばいになりました。
私も真似して腹ばいになりました。
暑さで倒れた雑草が私の頬をくすぐりました…
顔をひょっこり出して、山の向こう側を見ました…
向こう側は、山の半分は、そうまるで神様が踏んづけちゃったように、大規模に崩れていました。
木々や泥、乾いた赤土が入り混じった中にトラクターが滅茶苦茶に走る光景はまさに大地の終わり。
視界いっぱいに広がる、根底からひっくり返され、かき回された崩壊図。
その辺にチラホラ立っている土地設計者や土木業の方々が、
私たち二人が発見されてはならない相手だと、子供ながらに察しました。
父娘の、散歩中の話です。
今回の散歩も
「ここは山の頂きだから明るいんだ。 降り始めて周りが暗くなるから遭難する例もある。 さあ帰ろうか」
とか言ったくせに、来た道を引き返すのではつまらん。
と異なる道を行き、
迷いました。
かなり山奥だと思っていたけど、看板で見たことがある霊園に出ました。
ああ〜知っていたところだったので良かったー!!
とっぷり日が暮れた霊園の真ん中を突っ切り、閉まっている門を飛び越えて出てきました。
> 怖かったよ…