飼育係(べべ)日記


2011-02-22(Tue) [長年日記]

_ malabar-modeのインストール

ここ数年、Javaを使って何か書く時はeclipseを使ってたんだけれども、やっぱり学生時代に使ってたemacs + jdeeの環境が忘れられない。eclipseをemacs風のキーバインドにしてもなんかもの足りない。ということで、最近あまり触ってなかったemacsをひっぱり出してきた。前にJavaをemacsで書いてたときと違って、mavenを使ってたりするので、mavenと連携してくれるとありがたいなーと思いながら調べていると、"malabar-mode"なるものがあるという。Groovyと絡んでるとか、mavenと連携して動くとかおもしろそう!

以下、インストール記録。基本は配布元のドキュメントにしたがいつつ、はまったところを補足したもの。

下準備

Ubuntu 10.10の emacs23.1 + maven2 にインストールしようと思ったらうまくいかなかったので、mavenは最新の3.0.2をインストール。Emacsのcedetとecbもdebパッケージのを使ってるとmalabar-modeがうまくbuildできなかったのでcedet-1.0とecb-2.40をそれぞれダウンロードしてきて野良インストール。

cedetはsite-lispから読めるようにしておく。

# cd /usr/share/emacs23/site-lisp
# ln -s /path/to/cedet-1.0 .
malabar-modeの取得
git clone git://github.com/espenhw/malabar-mode.git
malabar-modeのbuild

2011/02/22現在、そのままbuildしても失敗するみたいなのでpom.xmlを少しいじる。

@@ -54,7 +54,7 @@
 
  <properties>
    <project.build.sourceEncoding>UTF-8</project.build.sourceEncoding>
-    <maven.version>3.0-SNAPSHOT</maven.version>
+    <maven.version>3.0.2</maven.version>
  </properties>
  
  <dependencies>

こんな感じに。これで先に進めるけど、testで失敗しちゃうときがある(別のマシンでやったら通ったんだけど。原因は突き止めておらず)ので、testを飛ばしてbuild。(参考:Maven2連携可能な malabar-mode があれば java-mode も jde-mode も不要かも -- ほっほん。)

$ mvn -Dmaven.test.skip=true package

buildに成功していると、malabar-1.5-SNAPSHOT-dist.zipができているので、これを展開しておく。

malabar-modeの設定

ドキュメント通りに以下を.emacsに追加。

 (require 'cedet)
 (semantic-load-enable-minimum-features) ;; or enable more if you wish
 (require 'malabar-mode)
 (setq malabar-groovy-lib-dir "/path/to/malabar/lib")
 (add-to-list 'auto-mode-alist '("\\.java\\'" . malabar-mode))

zipを解凍して出てきたlispの中身をload-pathの通っているところに、libはmalabar-groovy-lib-dirを通す。

以上でインストール終了。

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